【デュエプレ】サバイバー カード考察



上記記事を踏まえてまずは採用率の高い基本的な「サバイバー」カードを紹介する。


サバイバー 汎用カード紹介

猛毒モクレンβ


自軍全ての「サバイバー」にアタックトリガーのマナブーストを付与するクリーチャー。


2マナ「サバイバー」からこのカードに繋ぎビートしつつマナブーストする動きが可能。



相手に何もなければ2→3→5→8という速度の速いマナカーブをビートしつつ描くことができる。


このエンジンを活かしたデッキ構築を考えていくことができるところが「サバイバー」を使用する意義となり得る重要カードと言えるだろう。



ちなみに《運命の選択》で出すことも可能ということは覚えておきたい。




シェル・ファクトリーγ


自軍全ての「サバイバー」に、登場時「サバイバー」ランダムサーチを付与するカード。



「サバイバー」における重要なドローエンジンであり、デッキの中核になり得るカードであることは間違いないだろう。




ただし、上記のモクレンエンジンを採用しているような速攻気味のデッキの場合採用を見送る可能性は十分にある。



こちらはどちらかというとコントロール向きのカードであり、フェアリー・ライフから2→4で繋げて早期着地させつつ次ターン出す「サバイバー」を持ってくる動きが強力。



上記モクレンや後述のシータの存在からサバイバーデッキを組む際にはほとんどの場合自然が入ってくると言えるだろう。

戦空の伝道士バルスβ


自軍全ての「サバイバー」にパワー+2000とターン終了時アンタップ能力を付与する。


「サバイバー」デッキは上記《モクレン》や《ダーク・ティアラ》などアタックトリガーを使用することが多いため、アンタップ能力の付与はやはり強力。


パワー+2000効果もタップキル戦略や除去対策として嬉しい。


また、いずれの効果も《ガリア・ゾールα》によるブロッカー付与と相性がいい。



特にコントロールデッキ相手にはあるのとないのとで勝率が大きく変わるカードと言えるだろう。




ただし、このカードも速攻デッキの場合採用を見送ることも多々ある。

また、採用する場合でも枚数については環境によって検討が必要だろう。


キング・ムーγ


自軍全ての「サバイバー」に、登場時バウンス効果を付与する。更に自分の場に「サバイバー」が5体以上あればパワー12000のT・ブレイカーと化す。



登場時バウンス効果は言うまでもなく超強力であり、このクリーチャーを出して相手の場の厄介なクリーチャーをどける→次ターン以降他のサバイバーを出していきバウンスコントロールをしていきつつ《キング・ムー》にT・ブレイカーを付与してワンショットを狙うという動きが可能。




上記の《シェル・ファクトリー》とも相性が良く、このクリーチャーを《シェルファクトリー》でランダムサーチ可能、このクリーチャーを出した後の後続も呼ぶことができるためバウンスコントロールの弾が途切れない。



このクリーチャーを出すことが一つの目標となり得る「サバイバー」のフィニッシャーカードと言えるだろう。



が、バウンスゆえに相手の厄介な登場時能力を再度発動させてしまうという弱点がある。


また、クリーチャーコントロールという点で後述の《雲上の精霊オービスγ》と若干役割が被っている部分も出てくる。環境によって採用枚数の調整が必要なカードと言えるだろう。


シータ・トゥレイト


全てのクリーチャーから進化可能なシールドトリガー獣。

自分の全てのクリーチャーを「サバイバー」化し、マナゾーンにある全てのサバイバー能力を得る進化クリーチャー。



マナゾーンのサバイバー能力を発動するのがとにかく強力。




例えばマナに《シェル・ファクトリー》《キング・ムー》《ダーク・ティアラ》があった場合だと単体で登場時ランダムサーチ・1バウンス、アタック時1ハンデスするクリーチャーとなる。


ここまで1体でアドバンテージを取れれば進化時の損失など即帳消しになるだろう。
当然ながら「サバイバー」であるため場に他の「サバイバー」がいればその効果も発動する。



全てのクリーチャーから進化可能であるためマナ加速のお供である《ヤッタルワン》や《青銅の鎧》から進化することが可能。そちらのマナ加速で埋めたサバイバーの効果を使うことができるため2重に相性がいい。



また、自分のすべてのクリーチャーを「サバイバー」化できるのもこれらと噛み合っており、《シータ・トゥレイト》を出した後にもれらマナ加速獣を「サバイバー」にできるため役目を持たせることが可能。



《バルスβ》とは極めて相性が良く、《青銅の鎧》→《バルスβ》→《青銅》元に《シータ・トゥレイト》とマナカーブも繋がり、《バルスβ》をマナゾーンに置いても《シータ・トゥレイト》がパワー7000のアンタップ持ちとなる

後述の《オービスγ》もマナに埋めていれば登場時に敵をタップ→そのまま攻撃といったことも可能となり、アンタップ持ちとなることで場持ちが極めて向上しアドバンテージを稼ぎやすくなる。

また、このクリーチャーの存在により水文明のカードを《キング・ムー》4枚のみにするといったデッキ構成も可能である。




総じてサバイバーの強さの結晶とも言えるカードであり、サバイバーを組むならとりあえず4枚入れてから考えるか、とまでなるパワーカードであると言える。

が、こちらもコントロールに向いたクリーチャーであり、速攻に寄せたデッキの場合採用を見送ることも多々ある。

また、デッキ内の「サバイバー」の枚数によってはなかなか強みを発揮できない場合もある。マナ埋めの順番に関しても考えながらプレイする必要があるだろう。


雲上の精霊オービスγ


ブロッカー、W・ブレイカー、自軍全てのサバイバーに「登場時に相手のアンタップしている最もパワーの小さいクリーチャーをタップし、そのクリーチャーは次の相手のターンにアンタップできない」という能力を付与する。



現在の非進化「サバイバー」で最もマナコストが高いクリーチャーだけにかなりのハイスペックを誇る。



タップ付与能力は《連珠の聖霊アガピトス》のものと似ているが、「次の相手ターンにアンタップしない」というのが大きな違い。これにより召喚酔いなどですぐにタップキルができない場合でも次ターンまで猶予が生まれ、ボードアドバンテージを取りやすくなる。


タップキルが難しいパワーの高いクリーチャーの場合でも単純に攻撃の手を止めることができるので相手の戦略を狂わせてくれる。



また、上記の《アガピトス》とのシナジーが強力。

お互いにブロッカーであり《ヘブンズ・ゲート》から出すことが可能で、《アガピトス》から《アマリン》を出すことができるので、出たアマリンにより《アガピトス》《オービスγ》両方の効果が発動できる。このシナジーを活かす【天門サバイバー】というデッキが存在する。





単純に高パワーのブロッカー、タップロック能力で素出しからの次ターン以降の後続サバイバーでロック&タップキルを仕掛けていくだけでも十二分に強力であり、総じてコントロール能力の高い優秀なクリーチャーと言えるだろう。


注意点としては相手のクリーチャーが既にタップしている場合は能力が活きないことがあること。相手のパワーが高い進化クリーチャーなどが既に攻撃してきているような状況だとただの7500ブロッカーになってしまい焼け石に水な状況にもなりかねないことには注意したい。


まとめ


以上、「サバイバー」でよく採用される主要カードを紹介した。

総じてクリーチャーコントロールに向いたカードが多く、「サバイバー」の特性含めコントロールデッキを作りやすい土壌があると言えるだろう。



また、色については有用カードに自然文明が多く、次いで文明と続く。このあたりを基本色としてデッキを組んでいき、環境に合わせて他の色の「サバイバー」を入れていく形になるだろう。

ここで紹介していない他の「サバイバー」クリーチャーについては次の記事で解説していこう。