【デュエプレ】サバイバーが環境で生存(サバイブ)するために【テーマ考察】
はじめに
「サバイバー」というカード群を知っているだろうか。
自分フィールドにあるサバイバーアイコン以下に書かれている『サバイバー能力』を共有することができるという特性を持つクリーチャー群である。
元ネタはMagic:The Gatheringのスリヴァーというカード群で、漫画「デュエル・マスターズ」がMTGをやっていた初期の頃に主人公・切札勝舞が愛用していた由緒正しきテーマである。(ちなみにあの邪藩 牛次郎も使用している。こちらはMTGのスリヴァーだけでなくサバイバーも使用)
デュエプレにおいてはDMPP-09で《電磁星樹アマリンα》が登場、その次のDMPP-09EXにて本格参戦を果たしている。
一時は環境にも姿を見せていたテーマではあるが似たようなテーマである「ウェーブストライカー」と同じように他主流デッキのパワーには勝てず衰退、2022年1月4日現在の第11弾のメタゲーム上から姿を消した…
……
果たしてそうだろうか?
「サバイバー」という名前は『生存者』を意味する。
「サバイバー」が環境に適応し、『生存(サバイブ)』するためにはどうすればいいのか。この記事ではそれを考えていきたい。
サバイバー運用基礎知識
まず初めに言っておく必要がある。
それは「サバイバー」と汎用呪文だけでデッキを構成する【純サバイバー】では環境を戦うことはできないということだ。
確かに「サバイバー」はデュエプレでは紙版よりも全体的に上方修正されているし【純サバイバー】だと特に後半に余すことなくその効果を発揮することができる。
が、それは自分の盤面だけの話であり、そうなる前に相手のほうがより強固な盤面を固めているか、速攻がかかっており大抵どうにもならなくなっている場合のほうが圧倒的に多い。
環境に適応するためには環境に合ったカードと「サバイバー」を混ぜ合わせ馴染ませる必要がある。それが『進化』の鍵である。そしてその環境適応能力の高さこそ「サバイバー」の『真価』なのだ。
しかしテーマデッキでそうして突き詰めていくと「このテーマを使う意味なくね?」となりがちだが「サバイバー」は違う。
例えばゴッドが流行っている環境なら対策にスレイヤーを用いたりするが、「サバイバー」の場合「ギガリングα」で”自陣全て”のサバイバーにスレイヤーを付与することができる。
同じようにハンデスが刺さる環境なら「ダーク・ティアラγ」、ブロッカーが刺さる環境なら「ガリア・ゾールα」といった具合に環境に応じて取捨選択することでメタゲームに対応していける柔軟性を「サバイバー」は持っているのだ。
つまり「サバイバー」の本質は環境メタにあり、扱う際は環境読みが大切になってくるということだ。
環境適応能力というのは「サバイバー」という種族の背景設定にも一致していることであり、フレーバー的にも美味しい。
では次の記事で具体的に基本となる「サバイバー」パーツを見ていきたい。